説明
貞陵(チョンヌン)は、朝鮮を建国した太祖の第2夫人の陵。他の陵に比べ小規模で豪華でもなかったためきちんと保存もされていませんでしたが、その理由は朝鮮時代の王位争いによるものとされています。当時王には何人かの夫人がいて、後継ぎも決して少ない方ではありませんでした。王の崩御後は第1夫人の長男が継ぐのが普通ですが、王の座に就こうとその子ども達が争いを始め第2夫人が自分の息子を王位に就かせました。これに対し太宗は第2婦人に対する憎しみを燃やし、自分が王座についた後その墓を手入れできないようにしてしまったのです。全体的な作りは他の陵と同じですが、貞陵はこのような理由によって他の陵に比べ粗末なものとなっています。また他の陵と違う点として、紅門と丁字閣を結ぶ線は普通直線ですが貞陵は直角であり、これを見てもこの陵が冷遇されていたということが分かります。
しかし今では市民の散歩コースとして人気があり、多くの家族やカップルが訪れています。周囲の木々も美しく、静かな雰囲気が都会の喧騒をしばし忘れさせてくれます。また管理事務所前の左側の道に沿ってしばらく行くと樹齢300年のけやきがあり、見どころのひとつとなっています。
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ご利用案内
世界文化遺産
お問い合わせおよびご案内 : +82-2-914-5133
駐車場施設 : あり
休みの日 : 月曜日
利用時間 : 2月~5月、9月・10月:6:00~18:00
6月~8月:6:00~18:30
11月~1月:6:30~17:30
※入場券販売は閉園1時間前まで
詳細情報
Admission Fees
大人(外国人/満19歳~満64歳) 1,000ウォン
入場無料対象:
満6歳以下および満65歳以上の外国人(身分証提示)
毎月最終水曜日「文化がある日」は韓国人・外国人ともに無料
韓服着用者
位置
ソウル特別市 城北区 アリラン路19キル116